和紙と洋紙

和紙と洋紙の違いって?

「原料」も違うし、「構造」も違う、そして「製造方法」も違います。

洋紙は木材パルプを原料とし、機械漉きで作られます。大量生産するため、品質が一定です。
材料の繊維は原形を残さないほどに打ち砕きます。
さらに、紙の劣化を進める成分が多く含まれているため、変色や変質が起こりやすいです。

和紙は楮(こうぞ)・三椏(みつまた)・雁皮(がんぴ)などの樹皮が原料、日本古来の製法で作られます。
手漉きによって作られますが、現在は機械漉きでも作られています。材料の繊維はある程度、形を保ったまま仕上げます。
和紙は薄くて強靭で、風合いが美しく、耐久性もあります。

洋紙と比べて耐久性が高いのは、繊維が長く太く丈夫で、紙を酸性化させる硫酸アルミニウム等の薬品を使っていないからです。
こんなにも利点の多い和紙ですが、大量生産には向いていません。原材料費と手間もかかる為、高価です。

トウキョウワホンの和綴じ製本は和紙も洋紙も扱っています。

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